中部・苗栗県で60代の女性が友人からもらった野草を食べたところ、喉の痛みや舌のしびれ、吐き気などを訴えて病院に搬送された。その後の調べで、女性は毒性のあるクワズイモをタロイモと誤認して食べたことが分かった。女性が搬送された大千綜合医院の廖宏強医師は9日、野草を食べる際には注意するよう呼びかけた。
廖医師は、クワズイモにはシュウ酸カルシウムやアルカロイドが含まれるが、調理しても毒性は変わらず、誤食すると口や消化器官などを刺激し、唇や舌、喉が痛みを起こしたり腫れたりすると語る。だるさや吐き気、腹痛などを起こすという。
またクワズイモの外見は台湾で良く食べられるタロイモと似ているとしながらも、葉脈や葉、根の特徴などで識別できると強調。有毒な植物を誤食し症状が出た場合、食べたものを持って速やかに医療機関を受診するよう注意を促した。