(高雄中央社)南部・高雄市にある衣類のリサイクル施設で9日、作業員の50代女性が崩れ落ちた大量の衣類などの下敷きになり、搬送先で死亡が確認された。
警察によれば、女性は衣類の整理を行っていたところ、脇に積み上げられていた衣類などの山が崩れて下敷きになった。積み上がった高さは約4メートルに達していた。救急隊が女性を救出した時にはすでに心肺停止の状態だったという。
高雄市政府労工局労働検査処は事故を受け、職員を派遣して調査を行った。同処の報道資料によれば、積み上げられていた衣類に対してロープやネットでの固定・保護、柵の設置、高さ制限などの安全対策を取っていなかったことが事故につながったとみている。雇用主に対して、職業安全衛生法違反で最大30万台湾元(約132万円)の過料が科される可能性がある。
同処はまた、施設にはすでに休業命令が出されており、今後は検察が雇用主の刑事責任を追及するとした。