(台北中央社)今年第1四半期(1~3月)に台湾を訪問した外国人旅行者数が延べ210万人だったことが分かった。立法院(国会)交通委員会に出席した陳世凱(ちんせいがい)交通部長(交通相)は9日、第2四半期(4~6月)には訪台旅行者数をさらに3%増加させる目標を示した。
与党・民進党の李昆沢立法委員(国会議員)によると、2024年の出国者数は延べ1684万9683人で、新型コロナウイルス流行前の19年と比べ98.52%まで回復。一方で訪台旅行者数は延べ785万7686人となり、19年比で66.23%の水準にとどまった。
これに対し陳部長は、観光PRを強化する必要性を強調。アジアからの旅行者にとって台湾は第1の目的地になっていないとして、対応を検討する必要があると語った。
さらに訪台旅行者が台湾に再訪することや観光の質の向上も重要だとした上で、今年末には人材育成機関を立ち上げると述べた。また日本では外国人旅行者が増えているとし、日本に学ぶべきだとの認識も示した。