(屏東中央社)南部・屏東県政府が制作したイメージフィルム「屏東多向度」が大阪・関西万博期間中に大阪市内の繁華街の街頭ビジョンなどで上映される。県内で毎年開かれている音楽フェス「台湾祭」に参加した日本のミュージシャンが橋渡しをした。広告宣伝車も走らせ、屏東の美しい風景や文化を多くの人に伝える。
同作品は2023年末に公開され、「カンヌ・ワールド・フィルム・フェスティバル」で月別の旅行動画賞を受賞したこともある。
県政府によれば、大阪の街頭ビジョンでの動画上映は、2年連続で台湾祭に出演したバンド「Tokyo Honey Trap」のギタリスト、tetsu nclarenさんの協力で実現した。tetsuさんは観光促進団体会長の肩書も持つ。
動画は戎橋や梅田駅周辺の街頭ビジョンで上映される。また、堂山の商店街や訪日客が多く訪れるドン・キホーテ梅田本店、現地のホテル、バーなどに計30台のデジタルサイネージ(電子看板)を設置する。御堂筋や万博会場周辺には大型の広告宣伝車を巡回させるとしている。
また、屏東と大阪の双方でインバウンドを推進する「訪日外国人観光親善プロジェクト」の一環で、県内の有名観光地、墾丁をテーマにした動画も撮影した。動画は9月に万博で上映される予定だという。