(台南中央社)今年2月、乗組員8人全員が中国人のトーゴ船籍貨物船「宏泰」が、南部・台南市沖の台湾海峡で海底ケーブルを切断した疑いで海洋委員会海巡署(海上保安庁に相当)に拿捕(だほ)された問題で、捜査を進めていた台湾台南地方検察署(地検)は11日、宏泰の船長を起訴した。他の7人については証拠不十分として不起訴となり、強制送還する見通し。
宏泰は2月22日午後7時10分から、台南市将軍漁港の北西約6カイリ(約11キロ)地点に停留。25日午前3時過ぎ、台湾本島と離島・澎湖を結ぶ海底ケーブル「台澎3号」が損傷したと通信大手の中華電信から通報があり、海巡署の巡視船艇がいかりを下ろしていた宏泰を拿捕し、乗組員を送検していた。