シルビア・チャン、イタリアの映画祭で生涯功労賞受賞／台湾

（台北中央社）俳優のシルビア・チャン（張艾嘉）がイタリアで開かれるウーディネ・ファーイースト映画祭で、ゴールデン・マルベリー賞の生涯功労賞に選ばれた。同映画祭が9日までに発表した。シルビアは取材に対し、この年齢になっても作品を見てもらえ、認めてもらえることを誇りに思うと喜びを語った。

同映画祭は、東アジアや東南アジアの作品を集めた映画祭。台湾の映画人が生涯功労賞を受賞するのは、俳優のブリジット・リン（林青霞）、映画プロデューサーのチウ・フーション（邱復生）に続いて3人目となる。

シルビアは1953年生まれの71歳。約40年前に基金会を立ち上げ、次世代のクリエーター育成に励んでいる。デビューしてからの半世紀以上を振り返り、自身が望むのは売れることではなく、良い手本になることだと話す。「映画への情熱を伝承していきたい」と意欲を示した。

また、身体の機能を維持する秘訣は日々のランニングだと紹介。「私のランニング仲間を聞いたらきっとみんなうらやましがるでしょう。エディ・ポン（彭于晏）なの」と明かした。

同映画祭は24日から来月2日まで開催される。