(台北中央社)2025年秋冬シーズンの「台北ファッションウイーク」が27日に開幕した。廃棄された漁網を再生した繊維や廃布などが素材としてファッションに取り入れられた他、李遠(りえん)文化部長(文化相)はパイナップルの葉を使ったトートバッグを紹介するなど、環境保護への取り組みが強調された。
オープニングセレモニー出席前に報道陣の取材に応じた李部長は、持続可能性のコンセプトでファッションを語る場合、大本となる素材から変えなければならないと指摘。トートバッグにパイナップルの葉が使われていることは見ても分からないと語り、台湾製造技術の高さをアピールした。
オープニングショーでは台湾人デザイナー6人と台湾ブランド6社がコラボレーションした作品が紹介された。また開始30分前には、モデルのメークやデザイナーの最終調整など、舞台裏を一般に公開する試みが初めて行われた。
30日まで開催。