財団法人台湾持続可能エネルギー研究基金会(TAISE)が主催した「2025台湾建築持続可能賞」の授賞式が9日、台北市内で開かれ、東部・台東県の台東大学図書資訊館が、公共建築部門で銀賞に輝いた。今年学校建築で唯一の入賞となった。
台東大学によると、建物は地上5階地下1階のエコ建築で、2014年にオープン。教学、研究、学習機能を持ち、台東地区の知識のハブと文化のランドマークになっているという。
台湾人建築家の陳良全さんが設計を手掛けた。台東の山や川のイメージから自然と一体となった建物となっており、台東観光の人気撮影スポットになっている。
台東大学は、三角形の独特のデザイン以外に、耐風性や耐震性を大幅に向上したと説明。これまでの台風や地震でも被害はなかったとし、優れたデザインと防災性を示したとアピールしている。