(台北中央社)交通部観光署(観光庁)は10日、複数の公共交通機関の乗車券をセットにした周遊パス「Taiwan Pass」について、アップグレードした新商品3種類の販売を開始したと発表した。選べる路線を追加した他、一部商品では観光地の入場券もセットにした。1枚買うと1枚無料になるキャンペーンも数量限定で実施し、国内旅行の活性化を後押しする。
Taiwan Passは台湾高速鉄道(高鉄)、台湾鉄路(台鉄)、メトロ(MRT)、観光路線バス「台湾好行」の周遊券や往復券を一つにしたマルチパス。新たに登場したのは外国人旅行者限定の「高鉄観光地版」、国内の旅行者も使える「台鉄観光地版」、台鉄周遊券とローカル交通パスのみをセットにした「見どころEasyGo版」の3商品。
高鉄観光地版と台鉄観光地版は、従来から販売されている高鉄版、台鉄版に台湾全土計14カ所の観光地の入場券を追加した他、選べる乗車券に観光路線バス「宜蘭好行3日間券」や阿里山林業鉄路片道券を追加した。また、台湾好行日月潭線や阿里山線にQRコードで乗車できるようにした。
価格は高鉄観光地版が2800台湾元(約1万2500円)、台鉄観光地版が2400元(約1万700円)、見どころEasyGo版が1900元(約8500円)。一部の旅行予約サイトや旅行会社で販売されている。