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鴻海、日本でのEV生産に意欲 「シナジー得られる企業と早急に」/台湾

2025/04/10 16:59
鴻海の電気自動車事業について語る同社の関潤最高戦略責任者=4月9日、東京都
鴻海の電気自動車事業について語る同社の関潤最高戦略責任者=4月9日、東京都

(東京中央社)台湾の電子機器製造大手、鴻海(ホンハイ)精密工業は9日、電気自動車(EV)事業に関する説明会を東京都内で開いた。同事業を担当する関潤最高戦略責任者(CSO)は、日本企業との協業について、「よりがっぷり組んで、シナジー(相乗効果)が得られるところと、なるべく早くやりたい」と意欲を示した。

関氏は、日本企業が非常に慎重でじっくり考えて動くのに対し、鴻海は「慎重を理解しながらも早くやるということができる」と強調。また「われわれはEV屋」とした上で、日本はオポチュニティー(機会)が大きいとの認識を示した。

その上で低価格EVのニーズが高まってきているとし、約200万円かかるとされるバッテリー交換などについて改善する価値があると説明。EVの価格はハイブリッド車に追いつくまで下がり、落ち着くとの見方を示した。

またCMS(受託製造)とCDMS(設計と製造の受託サービス)の両面に取り組む考えを示し、あくまでも企業間取引を行い、取引相手の顧客向けサービスに貢献することが戦略の一つだとした。

鴻海は現在、バスを含む8車種程度のEVを開発。一部は2026年ごろにも日本で販売を開始する見通し。

(戴雅真/編集:齊藤啓介)

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