(台北中央社)旅行大手・ライオントラベル(雄獅旅遊)が運営し、台湾鉄路(台湾鉄道)が運行する観光列車「海風号」が12日、新たな区間で運行を開始した。車内では厳選された軽食や太平洋の海景などの沿線風景を楽しめる。海岸線に近い一部の区間では減速走行も実施する。
海風号は昨年12月にデビュー。当初は新竹(北部・新竹市)―台中(中部・台中市)間を走っていたが、今後は毎週金、土、日曜に南港(台北市)―宜蘭(北東部・宜蘭県)間で運行する。
宜蘭行きと南港行きではそれぞれ異なる途中駅に停車。古い町並みが残る頭城(宜蘭県)や炭鉱で栄えた猴硐(北部・新北市)では歴史や文化に触れ合える散策ができる。車内では人気店とコラボレーションし、台湾らしい食材を使った軽食に舌鼓が打てる。