北部・新北市政府は26日、自転車シェアリングサービス「YouBike2.0」について最初の30分の利用料金を3月1日から市が全額補助し、実質無料にすると発表した。二酸化炭素(CO2)排出量削減の促進を狙う。
現在の料金は、4時間以内の利用は30分ごとに10台湾元(約45円)で、最初の30分は市が半額補助し5元(約20円)となっている。電動アシスト型の「YouBike2.0E」は補助の対象外。
交通系ICカード「イージーカード」(悠遊卡)利用者対象の、新北・台北メトロ(MRT)、ライトレール(LRT)、バスとの乗り換え時に適用されていた5元の割引は2月末で廃止される。また自転車を返却した後に同一の駐輪場で借りる場合、現在は返却後5分で借りられるが、3月から同10分に延長される。
隣接する台北市では昨年2月末から、最初の30分間を無料とする措置が取られている。
同市はまた、今月末までに貢寮区と烏来区に専用駐輪場を設置し、市内全29区でYouBike2.0を利用できるようになるとした。