(台北 31日 中央社)清の時代に港町として栄えた彰化県鹿港。毎日多くの観光客が訪れる中部を代表する観光スポットとして知られているが、長い歴史に培われた数多くの伝統菓子があることも特徴の一つとして有名だ。今回は鹿港老街発展促進会の魏秀娟理事長の案内で、その中でも特に老舗とされる菓子店を訪ね、各店自慢のおいしさを味いながら、関係者から話を聞いた。
▽牛舌餅:玉津香牛舌餅
▽台湾風落雁:玉珍斎餅舗
▽麺茶:怡古斎人文茶館
食後の満腹感は抜群。同店では粉末状の「麺茶」に仙草と呼ばれるゼリーに台湾風わらび餅、リョクトウをトッピングしたかき氷もあり、これを目当てに来店する観光客も多いそう。時代に合わせた変化を加えながらも、伝統の味を守っている。
(齊藤啓介)