世界各地を結ぶ大型機から、離島輸送を担う小型プロペラ機まで、台北松山、桃園両空港では多種多様の民間航空機が離着陸する。空港周辺には数多くの飛行機観賞スポットがあり、地元住民だけでなく日本人航空ファンも迫力ある光景を見に訪れている。
▽台北松山空港
桃園空港の開港後、長らく国内線専用空港として利用されていた台北松山空港。近年では再国際化でこれまでより多くの旅客機を目にできるようになった。
観賞ポイント1:浜江街180巷
滑走路西側付近を南北に貫く細い路地で、頭上を飛行機が通過していく迫力を味わえる。旅客機が着陸した際にタイヤから出る煙まではっきりと見渡せるこの場所は、週末には大勢の見物客で賑わう。
観賞ポイント2:台北果菜(青果)市場5階
空港の南側付近を走る民族東路にある台北青果市場は、写真撮影スポットとして有名。華やかな建物で知られる円山ホテルや高速道路の高架を背景に、航空機の離着陸が観賞可能。
▽桃園国際空港
滑走路など空港設備の更新工事が行われている桃園国際空港。先月からは超大型旅客機エアバスA380の運用も可能となり、今後さらなる飛躍が期待されている。
観賞ポイント1:奇跡[ロ加][ロ非]庁
北側滑走路のすぐ北に位置するこのカフェは、離着陸する飛行機のほかに、第1と第2双方のターミナルの様子もはっきりと眺められる隠れた名所。
観賞ポイント2:第3ターミナル[ロ加][ロ非]庁
南側滑走路の南西にあるこのカフェは、飛行機のエンジンの音をはっきりと聞き取れる場所として人気。休日には満席になることも多く、早めに場所取りをしておくのが吉。
北側滑走路の西端にあるこの道でも、頭上を通過する飛行機の迫力を間近に感じられる。
桃園空港の南側にある旧海軍桃園基地の飛行場と桃園空港を結ぶ連絡道も多くの見物客が訪れる飛行機観賞スポット。南側滑走路を離陸する飛行機がまさに飛び立とうとする瞬間を見られるとして人気だ。
ただ、どちらの空港も、風向きによって離着陸する方向が変化する。北東からの季節風が強くなる冬などは西側から出入りするが、南西の風が吹く夏場は東側に変わるので注意が必要だ。