(台南中央社)茨城県那珂市の先崎光市長は5日、南部・台南市政府で黄偉哲(こういてつ)台南市長と面会した。黄氏は、双方の友情を記念して市内に新設する道路を「那珂街」に命名すると発表した。
母親が那珂市出身の旧日本兵、杉浦茂峰が台南市内の廟(びょう)に祭られていることが縁となり、両市は昨年5月に友好交流協定を結んだ。
黄氏はあいさつで、教育や文化、物産での交流を通じて台日の友情を次の世代につなぎたいと述べた。また市産の果物が茨城県内の小中学校で給食として提供されていることに触れ、那珂市の児童生徒もパイナップルなど台南の特産品を味わう機会があればと話した。
先崎氏は協定締結1周年の直前に台南を再訪できてうれしいとし、今後はスポーツでの交流を進められればと期待を寄せた。