(台北中央社)強烈台風(台湾基準)台風18号は、台湾に接近している。中央気象署(気象庁)は、陸上台風警報を21日午後5時半にも発表する見込みだとしている。
台風18号は21日午後2時現在、台湾本島最南端、ガランピ(鵝鑾鼻)の東南東約680キロの海上を、時速19キロで西北西から西に進路を変えながら進んでいる。中心気圧は915ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は53メートル、最大瞬間風速は65メートル。中心から半径300キロ以内は風速13.9メートル以上、半径120キロ以内は風速24.5メートル以上の強風域。
気象署の伍婉華簡任技正(上級技師)は同日午後2時半ごろの記者会見で、台風の勢力が今後やや強まる可能性があると説明。予想進路に大きな変化がなければ、午後5時半に陸上警報を発表する予定で、最初の対象範囲は台湾本島最南部の恒春半島になる見込みだと述べた。
影響が最も顕著なのは22日と23日になるとし、22日の日中は東台湾や北部・基隆、北海岸、恒春半島で局地的に大雨や豪雨(いずれも台湾基準)が降るほか、北部・桃園以北や離島・馬祖でも断続的に雨が降る予想だとした。