(新北中央社)今年4月の台湾東部沖地震の影響で一部区間が不通となっている、北部・新北市の新北メトロ(MRT)環状線について、新北メトロは8日、全線を通しての試運転を9日から行うと発表した。
環状線は地震の影響で高架の桁橋がずれたり、レールが曲がったりする被害が出た。8日までは本数を減らし、新北産業園区―板橋間と中和―大坪林間で折り返し運転を行っていた。
9日からの全線通しで試運転を行う期間は、運行間隔が地震前と同じ「ピーク時5~7分、オフピーク時8~10分」に戻る。営業区間は8日までと変わらず、板橋─中和間は一般客は乗車できない。同区間では引き続き代行バスが運行される。
新北メトロは、復旧の最終段階に入ったと説明。侯友宜(こうゆうぎ)新北市長は11月19日、復旧状況を視察した際に、年末までに全線での営業運転再開を目指すと述べていた。