昨年9月、せき止め湖の水があふれ、大規模な洪水被害に見舞われた東部・花蓮県光復郷で、復旧作業に尽力し、「シャベルスーパーマン」(鏟子超人)と呼ばれたボランティアらに焦点を当てた展示施設が6日、同郷の台湾糖業花蓮観光製糖工場にオープンした。
洪水では19人が死亡、5人が行方不明になった。発生後の約20日間には延べ約50万人のボランティアや軍人、非政府組織(NGO)関係者らが被災地入りし、約40万トンの泥を撤去した。
展示施設は、ボランティアらの活躍を忘れないようにと、国際ロータリーと製糖工場が協力して設置した。インターネットを通じて集められた300本を超えるシャベルや写真、映像、作業のために利用した鉄道の切符などの一部が展示されている。
写真や映像の一部はインターネット上でも閲覧できる。
キュレーターの桂雅文さんは、関連の品々を集めた2週間には大きな反響があったとし、寄せられた品々の中にはメッセージが書かれたものもあり、感動で涙が出たと語った。
ボランティアとして活躍した石さんは、展示された長靴やシャベル、写真を見て、作業の思い出がよみがえってきたと話した。
国際ロータリー3490地区の張煥章ガバナーは、ここで展示された温もりと団結の精神、愛情は忘れられてはいけないと強調。12のロータリークラブが協力して設置した施設を通じて、無私の精神を広めると語った。
今後施設の管理を担う台湾糖業の曽見占副総経理(副社長)は、当時のボランティアに来訪を呼びかけた。


