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東京で「台湾LGBTQ+の歴史と文化」展 同性婚実現までの歩みなど伝える

都内の書店で開催中の「台湾LGBTQ+の歴史と文化」展=3月13日
都内の書店で開催中の「台湾LGBTQ+の歴史と文化」展=3月13日

(東京中央社)台湾の性的少数者が歩んできた歴史などを紹介する「台湾LGBTQ+の歴史と文化」展が、13日から東京都内で行われている。中部・台中市に拠点を置く支援団体「台湾基地協会」が協力者と共に企画した。

展示では、1987年の戒厳令解除に伴う民主化運動の高まりから2019年の同性婚法制化まで、台湾で起きた性的少数者の権利などに関する20の出来事をピックアップ。それぞれの出来事を題材にしたポストカードと日本語の解説を通じて、日本人にも分かりやすく道のりを伝えている。

また、団体がジェンダー平等やエイズウイルス(HIV)に関する知識の普及啓発を目的に開発したおみくじやロールプレーゲーム、子供向けの絵本なども展示している。おみくじは、台湾の廟(びょう)で用いられる神具「ポエ」を来場者が実際に使って、楽しみながら台湾のジェンダー平等に影響を与えた人物について学べる仕組みとなった。

団体の秘書長、范順淵さんらによると、石川県で昨年行われた「金沢レインボープライド」の際、日本で暮らす台湾出身の黄昱翔さんと知り合ったことがきっかけとなった。団体の取り組みに共感した黄さんが范さんに働きかけ、開催につながったという。

范さんは、歴史の文脈をたどることを通じ、これまでの運動で勝ち取ってきたことを知ってもらうのが展示の目的の一つだと話した。また歴史を経験していない人たちにとっては、なぜ団体が今でも存在し、権利を求め続けなければいけないかを理解するのが難しいと説明。展示という形で、活動を続ける理由を感じ取ってもらいたいと語った。

展示は中野区の独立書店「プラットフォーム3」で26日まで。台湾では今後、暨南大学(中部・南投県)や高雄医学大学(南部・高雄市)での開催も予定している他、8月には内容をリニューアルした上で、台北市内でも行うという。

(田中宏樹)

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