(嘉義中央社)南部・嘉義県政府は20日、大阪市内でコーヒー産業関係者を対象にした県産コーヒーのマッチング会を開催した。県政府農業処は、コーヒー生豆の市場開拓や業界交流を通じて長期的な協力関係を築き、県産コーヒーの海外進出に向けた基盤を固めたい狙いだ。
マッチング会は県政府が大阪珈琲商工組合などと協力して大阪市内のカフェで開催。翁章梁(おうしょうりょう)県長も県内のコーヒー関連業者9社を率いて参加した。
農業処によると、会場では風味や深みの異なる計26種類のコーヒー豆を紹介。味と香りを高く評価し、実際に農園を訪問したいと語るバイヤーもいたという。
またマッチング会を通じて日本の人々に嘉義のコーヒーの良さを理解してもらいたいとした。
県政府では県産コーヒーブランドを立ち上げて信頼性を高めている他、品質の安定化や国際競争力の強化に取り組んでいる。翁県長は17日から訪日し、日本の消費者らにコーヒーのおいしさをアピールした。