(台北中央社)荘翠雲(そうすいうん)財政部長(財務相)は10日、先月12日に開始した国民や一部外国人居住者への現金1万台湾元(約5万円)の一律給付について、今月9日までに対象者の85%に当たる2012万人が受け取ったと明らかにした。
「国際情勢に対応するため、経済や社会、国土安全保障の強靱(きょうじん)性強化を図る特別条例」に基づいて編成された強靱性特別予算から拠出され、2360億元(約1兆1840億円)が現金給付に計上された。特別予算の財源は前年度一般会計の剰余金4444億元(約2兆2300億円)と借り入れ分の1065億元(約5300億円)。
受領方法は口座振り込み、ATM受け取り、郵便局受け取りなどが設けられ、受領者の42.55%が口座振り込みを選択した。
受給資格者は国民の他、台湾で居留許可を取得している外国籍配偶者や永久居留許可(永住権)を持つ外国人。来年4月30日まで受け取れる。