(台北中央社)来月の定例軍事演習「漢光41号」実動演習期間に、防空演習と災害救助演習を統合させた「都市(城鎮)強靭(きょうじん)性演習」(全民防衛動員演習)が一部都市で実施されるのに合わせ、台北市の台北メトロ(MRT)西門駅で来月2日から、防空避難に関する展示が行われる。改訂版の防空避難手引きを配布するなどし、人々の対応能力強化を図る。
政府の安全保障担当者によれば、7月は「国家団結月間」に位置づけられる。西門駅での展示では内政部(内務省)が同部警政署と連携し、防空避難設備の使い方の紹介や防災用品に関する啓発などを行う。配布される防空避難手引きは、各国の知見を基に新たに制作された。展示は28日まで。
都市強靱性演習について内政部の担当者は、これまでの演習が形式的なものにとどまっていたことを踏まえ、今年は国民の自主救助能力の強化や分野横断型の協力による国民保護、政府と社会の継続的な機能維持といった新たな任務を含めたと説明した。
漢光41号実動演習は7月9日から10日間の日程で行われる。