(台北中央社)衛生福利部(保健省)疾病管制署は27日、新型コロナウイルスで5月18日から24日までに医療機関の外来・救急診療を受けた人の数が延べ4万1402人に達したと明らかにした。患者数が増加するのは7週連続で、6月下旬または7月初旬に感染のピークを迎えるとの見通しを示した。
同署の羅一鈞(らいっきん)報道官は、流行しているのは変異株「NB.1.8.1」で、ワクチンや過去の感染によって得られた免疫から逃れる能力や感染力が高いと指摘。ピーク時には1週間当たり15万~20万人が医療機関を受診するとの見方を示した。
また病院や診療所、介護施設、多くの人が集まる室内などに入る際や公共交通機関利用時にはマスクの着用を推奨するとした。発熱や呼吸器疾患の症状が見られる場合は外出時にマスクを着用するよう呼びかけた。