(新北中央社)建設が計画されている北部・新北市汐止エリアのメトロ(MRT)新線「汐止東湖線」(汐東線)の工事を請け負う業者3社が22日に決定した。新北市内のメトロ建設を担う新北市政府捷運工程局は同日、中量軌道輸送システムを採用して来年初めにも起工し、2032年の完成を予定していると明らかにした。
同局の李政安局長によると、汐東線は台北メトロ文湖線東湖駅付近から汐止区公所(役所)付近までの全長5.56キロで、六つの高架駅を設置する。汐止エリアで長年の懸案だった交通問題を解決できるだけでなく、将来的には基隆メトロや台北メトロ汐止民生線と接続し、基隆、台北、新北の北部3市が共栄する生活圏を形成できるという。
同局の鄭智銘副局長は、台北市側では台北メトロ文湖線東湖駅と連絡通路を通じて乗り換えが可能だとした。
また基隆メトロや台北メトロ汐止民生線とは同じ機械・電機システムが採用され、将来的な運行では統合を図り、基隆市の八堵駅から台北市の大稲埕駅まで乗り通せるとした。