(台北中央社)台北市信義区のベジタリアン料理店「宝林茶室」で3月に起きた食中毒で、衛生福利部(保健省)疾病管制署の曽淑慧(そうしゅくけい)報道官は5日、台北市内の病院に入院していた50歳代の女性1人が多臓器不全で死亡したと明らかにした。同店の食中毒による死者は5人になった。
食中毒症状は3月18日から同24日に同店で食事をした人に発生。同署の統計によると、集計を締め切った4月26日までに35人の症例が報告された。このうち33人から強い毒性を持つボンクレキン酸が検出された。
(沈佩瑤/編集:田中宏樹)