(台北中央社)台湾で総統の直接選挙が初めて実施されてから、23日で30年を迎えた。頼清徳(らいせいとく)総統は同日、民主主義は挑発では決してなく、「決意と堅持、実力があってこそ、最も大切な民主主義と自由を守ることができる」との認識を示した。
自身のフェイスブックに文章を投稿した。
頼氏は、1996年3月23日に台湾の人々が勇気をもって投票所に向かい、「歴史的な一票を投じた」と振り返り、台湾の人々は「自分たちの総統を選出したことによって、国家の真の主人となった」と述べた。
また、投票日直前に中国が台湾海峡にミサイルを発射し、大規模な軍事演習を展開して威嚇を行ったことに触れ、「暴力的な圧力によって、台湾人が投票所に行くのを妨げようとした」と指摘。「もし30年前に台湾の人々が諦めることを選び、自由の権利を全体主義に対する挑発だとみなしていたとしたら、民主的で繁栄した今日の台湾は存在しなかった」とし、30年前の勇気と堅持があったからこそ、台湾の半導体やAI(人工知能)産業が世界に誇る産業となり、台湾は世界のサプライチェーン(供給網)で重要な存在となったとたたえた。
頼氏は、30年後の今も台湾の人々は同様の勇気を持ち、自信を持ち続け、揺るぎなく民主主義の道を歩んでいくと強調した。