(台北中央社)総統府の郭雅慧(かくがけい)報道官は21日の記者会見で、頼清徳(らいせいとく)総統が22日から複数の民間団体の招きを受け、国家の団結をテーマにした10回の講演活動を行うと発表した。政府の立場を説明して社会対話の促進を図り、国家の団結の力を最大限に引き出すとしている。
郭報道官は頼総統について、昨年5月の就任以来、台湾と国際社会とのつながりを深め、国民や与野党、国家が団結することを願い続けてきたと説明。国際情勢の変化や権威主義の脅威に直面する中で、社会に対して政府の立場や政策を説明し、より多くの人に台湾が向き合っている挑戦を理解してもらうとした。
各講演のテーマは、「国家」「団結」「憲政体制」「外交」「国防」「両岸(台湾と中国)」「民主主義」「平和」「繁栄」「バランスの取れた台湾」で、台湾社会の声に向き合い、国民の意見に耳を傾けるとしている。