(台北中央社)頼清徳(らいせいとく)総統は21日、軍民共用の台北松山空港内に配備された海軍陸戦隊(海兵隊)66旅衛戍(えいじゅ)第2戦闘隊を視察した。海軍陸戦隊が同空港内に駐屯を始めたことが、明らかになった。消息筋は、同隊は台北の防衛を担うとしている。
頼総統はこの日、顧立雄(こりつゆう)国防部長(国防相)らと共に部隊を視察し、兵士から携帯式防空ミサイルシステム「スティンガー」や国産ロケットランチャー「ケストレル」(紅隼)などの装備の紹介を受けた。
駐屯場所は滑走路の西側の端付近。同空港内の空軍松山基地指揮部とはつながっておらず、滑走路との間に仕切りはなかった。
消息筋によれば、同隊は昨年末ごろに松山空港内に配備され、台北衛戍区の防衛任務を担当。一方で空軍松山基地指揮部の憲兵中隊は、基地の防衛に当たっている。