(南投中央社)頼清徳(らいせいとく)総統は31日、「中国が台湾併合をたくらんでいることに変わりはない」とした上で、総統を務める自分には国の安全を守る責任があると語気を強めた。
中部・彰化県の媽祖廟「鹿港天后宮」で集まった市民らに語った。台湾で近年、スパイ罪で起訴され有罪判決が言い渡された人が増えていることにも触れ、中国があらゆる手段を使って行う統一戦線工作に警戒感を示した。
台湾で相次ぐ詐欺被害については、被害額の7割以上がSNSなどを通じた投資詐欺によるものだとして知らない人からの勧誘に注意を呼びかけた。頼氏の話によれば、1日当たりの詐欺被害額は約4億~6億台湾元(約18億7700万円~28億1600万円)に上るという。