中部・苗栗県政府文化観光局は24日、県の歴史建築「四湖劉恩寛大伙房」の修復工事が完了したと発表した。木造や瓦、塗り壁などの専門家が連携し、約2年を費やして往時の古民家の姿をよみがえらせた。
同局によると、建物は台湾の主要エスニックグループの一つ、客家に伝わる伝統的な「三合院」形式で、清朝時代の1760年に建てられた。現在でも、同県西湖郷四湖地区の劉一族が祭祀のために利用している。2014年に県の歴史建築に指定されたが、老朽化が進んでおり、屋根の一部はトタンで補修されるなど修復が必要な状態だった。
修復は、県が文化部(文化省)から得た補助金1785万台湾元(約9000万円)などを活用。総額2100万元(約1億円)が費やされた。
地域の人々は、建物は劉一族の結束を支える聖地だけでなく、西湖郷を代表するランドマークでもあると話しているという。今後、一般公開が再開される見通し。