(台北中央社)国立原住民族博物館準備処は22日、北海道のアイヌ文化施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」を運営するアイヌ民族文化財団と、連携協定を締結したと発表した。双方の長期的な協力関係の構築を象徴するものだとし、これをきっかけに日本の博物館や文化機関との連携ネットワークをさらに拡大していくとの考えを示した。
国立原住民族博物館は南部・高雄市の澄清湖周辺で建設計画が進んでおり、今月には先行施設「ビジョン(願景)館」の起工式が行われた。ビジョン館は2027年末のプレオープンを予定している。
同館準備処によると、関係者らが18日から23日にかけて文化交流のために北海道を訪問。協定は20日に結んだ。
準備処の謝美蘭主任は、台湾とアイヌ関連機関の交流は長年の積み重ねがあると言及。準備処がこれまでの成果を引き継ぎ、国立博物館としての専門性を生かして新たな局面を切り開くことには大きな意義があると述べた。
準備処は協定の締結を記念し、21日にはウポポイで台湾原住民(先住民)族の文化を紹介するイベントを実施した。展示の他、音楽とダンスのパフォーマンス、伝統衣装体験、工芸体験、質問コーナーなどを通じ、日本や各国からの来場者に豊かで多様な台湾原住民の文化を伝えた。