台北市立動物園は15日、同園熱帯雨林エリアで飼育されている鳥類、ワライカワセミの家族が増えたと明らかにした。2羽のひなが元気に育ち、一生懸命に飛ぶ練習をしているとしている。
ワライカワセミはオーストラリアに生息する大型のカワセミの仲間。縄張りを示すための鳴き声が人の笑い声によく似ていることからその名がついた。
同園の飼育員が5月初めに、ワライカワセミの屋外展示場にある木の幹の穴で卵を発見した。同月末には卵がふ化し2羽のひなが誕生したことを確認した。
同園によれば、ひなは生後2カ月で親鳥並みの大きさに成長するが、飛行技術がまだ不十分なため、止まり木に止まってぼうとしていることがよくあるという。
同園はワライカワセミの子育てを観察するのに今がちょうどいいタイミングだとし、人間のように笑うその鳴き声を耳にする機会があるかもしれないとして来訪を呼びかけた。