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台湾人男性、ウクライナ人の妻とカフェ経営 連日多くの客でにぎわう

2025/08/12 17:10
南部・嘉義県でウクライナ料理を提供するカフェを営む胡貽琮さん(左)、ゾリアナさん夫妻=2025年8月11日、中央社記者蔡智明撮影
南部・嘉義県でウクライナ料理を提供するカフェを営む胡貽琮さん(左)、ゾリアナさん夫妻=2025年8月11日、中央社記者蔡智明撮影

台湾人男性とウクライナ人女性の夫婦が、南部・嘉義県でウクライナ料理を提供するカフェを経営し、連日多くの客でにぎわっている。

胡貽琮さんは国防大学(北部・桃園市)電機学科を卒業後、約10年間軍人として活躍していたものの、料理が好きなことに加え、海外の自由さに憧れ、起業を夢見てウクライナに渡航。キーウでウクライナ語とロシア語を学ぶ中、インターネット上でゾリアナさんと出会い、結婚した。

当初はウクライナでタピオカミルクティーや台湾風フライドチキンのジーパイ(鶏排)を販売する店を開くつもりだったが、ロシア・ウクライナ戦争が勃発したことから、安全のために2人は台湾に移住し、嘉義県政府の支援などを得て、2024年9月にカフェ「説説珈琲」をオープンさせた。

だが、当初はコーヒーと一般的な料理だけを提供していたためか、売り上げは良くなく、1日に1人も客が来ない時もあったと胡さん。ゾリアナさんが幼いころから学んでいたウクライナ料理などをメニューに取り入れたところ、徐々に客足が伸びていったという。

11日には翁章梁(おうしょうりょう)嘉義県長が来店。「サーロ」と呼ばれるブタの脂身の塩漬けや水餃子、ウクライナの国旗をイメージしたドリンクなどを味わい、「ウクライナへの理解を深められる」とアピールした。

(蔡智明/編集:齊藤啓介)

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ウクライナ国旗をイメージしたドリンクを手にする翁章梁嘉義県長(右)=2025年8月11日、中央社記者蔡智明撮影
ウクライナ国旗をイメージしたドリンクを手にする翁章梁嘉義県長(右)=2025年8月11日、中央社記者蔡智明撮影
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