北部・新北市内を走る淡海ライトレール(LRT、軽軌)は16日、車体に「ワールドマスターズゲームズ」(双北世界壮年運動会)のマスコット「壮宝」をデザインしたラッピング列車の運行を開始した。
同大会は中高齢者向けの世界規模の国際総合競技大会で来年5月中旬に同市と台北市で開催される。より多くの人に同大会を知ってもらおうと、淡海ライトレールに続いて新北メトロ環状線や台北メトロ板南線でも「壮宝」列車が運行される。両都市と桃園市を結ぶ桃園メトロ(MRT)空港線はすでに6日からPR列車の運行が始まっている。
16日には淡海ライトレールの壮宝列車PR記者会見が開かれ、出席した侯友宜(こうゆうぎ)新北市長は、同大会について、すでに2万7000人が参加を申し込んでいると指摘。「運動は健康にいいだけでなく、人生を楽しいものにする」として残り3000枠を来年2月までに申し込みを済ませるよう呼びかけた。
同大会は国際マスターズゲームズ協会(IMGA)によって4年に1回開かれ、概ね30歳以上のスポーツ愛好者であれば誰でも参加できる。開催は5月30日まで。