(兵庫、台北中央社)阪神甲子園球場で17日、台湾の魅力を伝えるイベント「台湾デー」が行われ、元阪神の蕭一傑さんや陳世凱(ちんせいがい)交通部長(交通相)らがファーストピッチセレモニーに登場した。台湾プロ野球チームのチアリーダーがパフォーマンスを披露し、フレンドリーで多様性に富んだ台湾の観光イメージをアピールした。
同球場での台湾デーは2016年に始まり、今年で7回目。交通部観光署(観光庁)が台湾の格安航空会社(LCC)、タイガーエア台湾(台湾虎航)や阪神電気鉄道、阪神タイガースと共同で開催した。球場には台湾観光をテーマにしたブースが設置され、台湾で使える消費金が当たる抽選なども行われた。
陳氏は、甲子園は多くの野球ファンにとって夢の舞台だとし、球場は1931年の夏の甲子園で準優勝して人々を感動させた嘉義農林学校(通称KANO)の歴史に立ち会っただけでなく、台日間の長年来の文化的結びつきを象徴していると語った。また、来場したゲストや観客に対し、台湾への来訪を呼びかけた。
この日、球場では阪神電鉄の久須勇介社長が陳氏や周永暉(しゅうえいき)観光署長を出迎えた。交通部と阪神電鉄は今回の交流で、今後、台日間のスポーツ観光での協力をさらに推進し、双方の観光認知度や魅力の向上を図ることで一致した。