(東京中央社)日本全国の基礎自治体首長でつくる「日台共栄首長連盟」茨城県支部主催の「台湾花祭交流会」が20日、同県石岡市の「いばらきフラワーパーク」で開かれた。招きを受けて出席した李逸洋(りいつよう)駐日代表(大使に相当)はあいさつで、台湾と茨城県の交流が継続できるよう、同県各自治体首長との協力に期待を寄せるとともに、自治体の発展に寄与する共栄関係の構築に意欲を示した。
同代表処が報道資料で伝えた。李氏は台日が災害発生の際に互いに支援の手を差し伸べることやと双方の自治体首長が積極的に相互交流を進めていること、農業分野における台湾と同県の交流が盛んであること、同県の小中学校の給食で台湾産果物が提供されていることなどにも言及。これらはいずれも相互理解の増進に資するものだと述べた。
交流会には大井川和彦茨城県知事も出席した。大井川氏はあいさつで「観光や文化、産業などの分野で台湾との交流を引き続き推進していく」と語った。
いばらきフラワーパークでは、29日まで台湾の食文化や農産物の魅力を紹介するイベント「台湾花祭」が開かれている。同地での台湾花祭開催は初めて。