(東京中央社)台日合作映画「キャンドルスティック」のジャパンプレミアが19日、東京都内で行われ、阿部寛や菜々緒、アリッサ・チア(賈静雯)ら主要キャストが登場した。アリッサは中央社の取材に対し、阿部と初共演した感想を語った。
同作は日本、台湾、イラン、ハワイなど世界6都市を舞台に、阿部演じる元天才ハッカーが台湾の企業家の誘いの下、かつての仲間たちと共にAI(人工知能)をだまして一獲千金を狙うマネーサスペンス。台湾からはアリッサの他、リン・ボーホン(林柏宏)らが出演した。メガホンを取ったのは今作が長編映画デビュー作となった米倉強太監督。
アリッサは、同作のオファーが届いた時はうれしかったと振り返る。国際共同制作ではいつもと違う化学反応がきっと生まれると思ったからだと明かし、今回、素晴らしいチームに巡り合うことができてうれしいと語った。
阿部との共演については、一緒に演じるシーンが多くなかったため、「物足りない」と残念がりながらも、短い共演シーンの中でも阿部のスクリーン上での魅力が感じられ、イメージ通り、プロフェッショナルで作品へのこだわりを持つ俳優だったと絶賛した。また、阿部と共演できたことは光栄で、うれしいことだと喜びを示した。
アリッサは同作で、1人の娘を持つ企業家を演じた。アリッサ自身も仕事と家庭を両立させ、娘を育てていることから、この部分については自分を重ね合わせたと紹介。また、台北市の超高層ビル「台北101」で自宅シーンが撮影されたことに言及し、ビルの中から見える外の景色を観客に見せられるのも味わいのある部分だとアピールした。
日本で7月4日公開。