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祭りで使う「王船」が街中を移動 廟から文化施設へ 屏東県/台湾

2025/06/22 18:20
東港の街中を移動する王船=中央社記者黄郁菁撮影
東港の街中を移動する王船=中央社記者黄郁菁撮影

南部・屏東県東港鎮の伝統行事「屏東東港迎王平安祭典」で重要な役割を果たす木造船「王船」が22日午前、東港鎮の街中を移動した。祭典を主催する東港東隆宮から「屏東県王船文化館」に移すため。今後、同施設で約2年にわたり展示される。

屏東東港迎王平安祭典は3年に1度、厄除けを祈願して行われる宗教行事。台湾で信仰される神「王爺」を乗せるための王船を開催ごとに作り、行事の最後には海岸で焼き払うことで王爺を見送る。同様の祭典は県内複数箇所で開かれる。

今回、文化館に移されたのは、東隆宮が造船技術や文化の継承を目的に2015年に制作した保存用の王船。実際に祭典で使われる船の半分ほどの大きさだという。移動は「角頭」と呼ばれる地域組織が担当し、実際の祭りさながらに行われた。

(黄郁菁/編集:田中宏樹)

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影片來源:中央社南部地方組
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