(台北中央社)台湾プロ野球リーグ(CPBL)のドラフト会議参加を懸けた新人テストが16日、台北市の天母野球場で開かれ、90人の選手が実戦形式で腕前を各球団のスカウトや監督にアピールした。昨年のテストに合格したもののドラフトで指名漏れに終わった豊島顕内野手が、リベンジを果たすべく再挑戦した。
豊島は長崎県の創成館高校を卒業後、中国文化大学(台北市)に入学。2024年に同大を卒業した。現在は日本の独立リーグ、日本海リーグに準加盟している「滋賀ハイジャンプス」に所属している。
新人テストでは5打数2安打、2盗塁を決めた。17日には球団推薦を受けてドラフト参加が決まったことが、CPBLから発表された。
新人テスト当日に報道陣の取材に応じた豊島は、課題だった長打力を強化するためにトレーニング方法を調整し、ウエートトレーニングや走り込みで身体能力を鍛えてきたと言及。自身の最大の強みはスピードで、脚力を生かしつつ打撃力も向上させ、台湾プロの切符をつかみ取りたいと意欲を見せた。
ドラフト会議は30日に中部・台中市で開かれる。