気温の上昇につれてマリンアクティビティーを楽しみに海を訪れる人が増えている一方で、各地で海難事故が多発している。海洋委員会海巡署(海上保安庁に相当)は16日、地域ごとにアクティビティーの危険度をリアルタイムで発信する公式サイト「GoOcean」の活用を呼び掛けた。
同サイトでは、離島を含む台湾各地の海水浴場や海岸などを対象に、風速や波の高さなどに基づいた危険度を緑、黄色、だいだい色、赤の4段階で表示する。危険度はダイビング、海水浴、ウインドサーフィン、シーカヤック、サーフィンのアクティビティ別に確認できる。
同署は、5月24日と同30日に北部で起きた2件の水難事故に触れ、同サイトでは事故当時、いずれも事故があった海域について危険度「赤」が発表されていたと言及。リアルタイムの危険情報の重要性を強調した。
サイトは海洋委員会傘下の国家海洋研究院が管理している。中国語と英語に対応。