北海道日本ハムファイターズは28日、球団初の海外シリーズとして来年3月1、2の両日、台北市内で台湾プロ野球の中信ブラザーズ、統一ライオンズと交流試合を行うと発表した。
この日は、日本ハムの本拠地球場エスコンフィールドHOKKAIDOで主催社「BROS SPORTS MARKETING」との調印式が行われた。出席した球団取締役の前沢賢氏は、地震などの災害時にいつも支援してくれる台湾での試合開催は「大変意義深いこと」だと強調。台湾の人々に「ファイターズの野球」を感じてもらえるよう全力で取り組むと述べた。
BROS SPORTS MARKETING社創設者のエリック・チャンさんは、今回の試合をきっかけに野球場の企画・建設やイベント運営・マーケティング、選手育成などで日本ハムと協力の機会が増えることに期待を示した。
日本ハムには、昨年のU18ワールドカップで台湾代表のエースとして活躍した孫易磊投手が今年入団した。台湾出身のOBには野手の陽岱鋼(現オイシックス新潟)や王柏融(現台鋼ホークス)がいる。また6月中旬に北部・新北市で行われたパ・リーグと台湾プロ・富邦ガーディアンズによるコラボレーションイベント「わくわく日本祭」に日本ハムのチアリーダー「ファイターズガールズ」が登場し「きつねダンス」を披露した。
日本プロ野球では巨人が今年3月初め、台北ドームで中信、楽天モンキーズの2球団と親善試合。中信との試合では当時としては台湾野球史上最多観客動員記録だった3万7千人超が球場に集まった。