北部・新北市の観光スポット、淡水金色水岸広場で14日、台湾一のジャンボカボチャを決める大会が開かれた。計量の結果、優勝は同市三芝区の陳灯燃さんが出品した重さ657斤(約394.2キロ)の巨大なカボチャに決まった。
同大会は2012年から始まり、今年で13回目。北部・桃園市観音区を含め、新北市内の淡水、五股、三芝、深坑などの行政区から計150人を超える農家が参加した。重さの他、品質の良さなどを競う部門もあった。
陳さんは13年から参加してきたが、今年で初優勝を果たした。「ジャンボカボチャの栽培に近道はない」と話す陳さん。毎日小まめに世話をし水分や栄養分が不足してないかに注意を払わなければならないと苦労を振り返った。
新北市でのカボチャの栽培面積は拡大を続けており、2022年には栽培面積と生産量とも北部台湾で最多を誇るようになった。主に淡水区で栽培され、同地での栽培面積は77ヘクタール、生産量は1246トン。
優勝した陳さんのカボチャは15~16日の両日、同広場で展示されている。