(高雄中央社)人気キャラクター「ちいかわ」をテーマに23日間にわたって南部・高雄市で開催されたイベント「2025 Kaohsiung Wonderland」(高雄冬日遊楽園)が16日、幕を閉じた。閉幕イベントではちいかわのキャラクター3体の大型バルーンが集合し、来場者に別れを告げた。期間中の来場者数は延べ600万人超に上った。
先月25日に愛河湾で始まった同イベントにはちいかわ、ハチワレ、うさぎの3匹のバルーンが登場。高さ15メートル以上のちいかわとハチワレのバルーンは水上に浮かべられ、同7メートルのうさぎのバルーンは埠頭に設置された。かわいらしいキャラクターの姿を一目見ようと、会場には連日多くの人が来場した。
閉幕式では、元々湾内の別々の場所に浮かべられていたちいかわとハチワレのバルーンが船にけん引され、うさぎが設置されている埠頭前に移動。沿岸には万単位の人が詰めかけた。
陳其邁(ちんきまい)高雄市長は3匹に「高雄冬日遊楽園3級検定証」を授与し、3匹の貢献に感謝した。市内の経済効果は100億台湾元(約463億円)以上に達し、期間中は多くの宿泊施設で宿泊率が8割を超えたという。
高雄市政府によれば、閉幕イベントには18万人超が参加した。