南部・嘉義市の嘉義大学野球部は21、22両日、同市内で中京大学硬式野球部(愛知県)との親善試合を実施した。両校の前身に当たる嘉義農林学校と中京商業学校が日本統治時代の1931(昭和6)年、夏の甲子園決勝で対戦した実話が映画「KANO 1931海の向こうの甲子園」(2014年公開)で取り上げられたのをきっかけに交流が始まった。
2016年から19年まで毎年、嘉義と愛知で交互に親善試合が行われていたが、新型コロナウイルスの影響でストップ。6年ぶりの対戦となった。21日の試合では嘉義大が、22日は中京大が勝利した。
21日の試合前には、双方の部員らが記念品を贈り合った。中京大側によれば、22日には部員同士の食事会も行われ、親睦を深めたという。