(台北中央社)内政部(内務省)は20日、中華人民共和国の身分証を所持していたとして、10人の台湾戸籍を消除したと明らかにした。複数のユーチューバーが動画で、一部の台湾人が中国大陸の身分証を所持していることや台湾に申請拠点があることを暴露したのをきっかけに、法務部(法務省)調査局と内政部移民署が調査に乗り出していた。
内政部の呉堂安常務次長が記者会見で発表した。移民署は通報を受けた30人余りについて調査を進め、当事者に通知して意見を聞いてから、すでに10人の戸籍を廃止したと説明した。
先月下旬には、中国大陸の身分証所持で、台湾出身のテコンドー選手ら3人の台湾の身分を取り消したことも公表されていた。