(台北中央社)国民党政権が市民を弾圧した1947年の「2・28事件」から今年で78年を迎える。台北市の二二八国家記念館を運営する財団法人二二八事件記念基金会の薛化元董事長(会長)は21日、国史館や国家人権博物館などの機関が協力して事件の真相を究明・調査し、政府が推進する移行期の正義の成果をより充実させるよう呼びかけた。
2・28事件は47年2月27日、台北市内の路上で闇たばこを販売していた女性が官憲から暴力を受けたのを発端に、翌28日以降台湾全土で起きた抗議デモを政府側が武力鎮圧し、多数の死傷者・行方不明者を出した事件。28日とその前後には関連映画の上映会やコンサート、講演会などさまざまなイベントが行われる。
イベントの記者会見に出席した薛董事長は、移行期の正義の推進に当たり最も恐れているのは歴史の教訓が忘れられることだと指摘。イベントを続けるのは犠牲者や被害者を悼むだけではなく、悲劇が繰り返されないよう、歴史の真相を忘れられないようにするためだと語り、史料の継続した収集も重要だと強調した。
文化部(文化省)の李静慧(りせいけい)政務次長は、歴史の記憶の保存に終始全力で取り組んでいるとし、今後も言論の自由と歴史の研究を引き続き支持する方針を示した。