(台北中央社)来年3月に行われる野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の予選・台湾ラウンドが23日、台北市の台北ドームで行われ、台湾はニカラグアに0-6で完封負けを喫した。1勝2敗の台湾は、25日の試合で2勝1敗のスペインと出場枠を争う。
台湾はヤクルト育成の高橋翔聖(台湾名:徐翔聖)投手が先発した。一回は張育成内野手(富邦ガーディアンズ)のエラーも響き、2失点。二回は無失点に抑え、2回4安打2失点(自責点1)1奪三振でマウンドを降りた。四回にはコンディション不良で登板を控えていた、「火球男」の異名を持つ徐若熙投手(味全ドラゴンズ)が中継ぎで今大会初登板。5球を投げ、最速157キロをマークした。
打線は6安打を放ちながら、いずれも得点にはつながらなかった。
試合後、曽豪駒監督は「25日の試合では全力を尽くし、全員が準備を整えてしっかりと戦い、勝利をつかめるよう期待している」とコメント。徐若熙投手が登板できたのは良い知らせだと話した。また高橋投手の投球について、コントロールが良かったとたたえた。
この日の試合には3万5565人の観客が集まった。
台湾での予選には台湾、スペイン、南アフリカ、ニカラグアが出場。23日までに6試合が行われ、ニカラグア(3勝0敗)の1位通過と南アフリカ(0勝3敗)の敗退が決まった。