(花蓮中央社)山形県高畠町の米鶴酒造が東部・花蓮県産の米を原料にして仕込んだ日本酒が完成し、22日に台北市内で新酒の発表会が行われた。東日本大震災時の台湾からの復興支援に対する感謝や、昨年4月に東部海域で発生した地震で被害を受けた花蓮県への支援の思いを示すために、高畠町が企画した。
花蓮県政府の報道資料によれば、発表会には高畠町の職員が訪台して参加した。花蓮県と高畠町の双方が、今後も協力を深化し、更なる交流の機会を探りたいとの考えを示したという。
県は、発表会に参加した台湾の消費者や各業界の関係者などが台日友好の思いが込められた日本酒を味わい、その繊細な口当たりや背景にある物語を高く評価したとしている。
瓶には、中国語圏で「福がやって来るように」との願いを表す、「福」の字を上下逆にしたデザインのラベルが施された。