(台北中央社)国防部(国防省)は20日、同日午前6時までの24時間に中国の軍用機延べ36機と軍艦8隻が台湾海峡周辺で活動しているのを確認したと発表した。軍用機のうち延べ29機は台湾海峡の暗黙のライン「中間線」を越え、台湾の北や中部、南西、南東の空域に進入した。
国防部は19日に、同日午前8時50分から中国の戦闘機や無人機延べ20機が海上で活動しているのを相次いで確認したと発表し、中国の軍艦が行う「合同戦備警戒パトロール」に合わせたものだとしていた。
この他、国防部は中国の気球1機を台湾海峡周辺の空域で確認した。19日午後1時7分に北部・基隆の南西82カイリ(約152キロ)、高度1万6千フィート(約4900メートル)で確認し、同1時49分に姿を消した。
国防部は国軍が軍用機や軍艦、沿岸部に配備したミサイルシステムで厳密に監視し対処したと説明した。