3日午前4時32分ごろ、中国福建省に近い離島、馬祖近海を航行していたフェリー「台馬之星」で電力系統のトラブルが発生した。この影響により自力で動くことができなくなったが、その後救援に向かった船にえい航され、午後3時前に南竿福澳埠頭(ふとう)に到着した。乗客389人にけがはなかった。
フェリーは2日午後10時15分に北部・基隆を出港。3日午前6時に馬祖南竿へ到着する予定だった。
交通部(交通省)航港局によると、航行管制を行う海事センターが異常を感知し、フェリー側に連絡。馬祖の北竿白沙港に停泊していた作業船を現場に派遣したという。
馬祖到着後、乗客には連江県政府から600台湾元(約2700円)の慰問金と軽食が配られた。フェリーは馬祖で検査と修理を受ける予定。